【直面した技術的課題】

重荷重用の防振鉄製骨格は体積が大きく、熱伝導率がシリコンと異なるため、金型内で受熱不均一が起こりやすく局所的な硫化不足(硬化不良)が生じやすくなります。また、装置の運転時に持続する高周波振動が発生し、接合面は極めて大きな動的せん断力を受けるため、従来の単純な圧縮成形では金属とゴムが剥離しやすく、防振および緩衝効果を失ってしまいます。

【鈞翔の技術的ソリューション】
  • 表面改質サンドブラストと化学洗浄:内部の鉄部品(金属骨格)に対してまず80メッシュの粗いコランダム砂で高圧サンドブラスト処理を行い、金属表面を粗化して優れた物理的なアンカー効果の咬合面を提供します。その後、専用の化学溶剤で微量な金属加工油を除去します。
  • プロフェッショナルな金属・シリコン架橋プライマースプレー技術:防塵クリーン環境下において、特製プライマーを鉄部品の接合面に均一にスプレー塗布し、厚さを5〜10ミクロンに管理します。プライマーは金属表面のヒドロキシ基と共有結合を生成し、かつシリコン分子と二硫化物架橋反応を起こします。
  • 高温真空圧縮成形と二次加硫管理:真空引き式圧縮成形機を使用し、接合面の残留気体を排除するために金型内をあらかじめ真空にして、結合部にボイドがないことを保証します。さらに、材料の硬化をより均一にするために最大4時間の二次加硫プロセスを設定しました。
【量産効果】

開発された防振ゴム脚はお客様による20万回の高頻度重荷重圧縮テストに無事合格し、引張引抜破壊試験ではゴム基材そのものが破壊されました(金属とシリコンの接着界面の強度がゴム自体の引張限界を超えていることを意味します)。これにより、最高レベルの耐久性保護の提供に成功しました。